80代の元保険外交員、19億円不正取得 山口県周南の第一生命分室勤務時
参照サイトhttps://news.yahoo.co.jp/articles/4445feef51168f36b3cc657ad0d2d602eb5a7865
保険大手の第一生命保険(東京)は2日、山口県周南市の西日本マーケット統括部徳山分室に勤めていた元保険外交員の80代女性が少なくとも顧客21人に架空の取引を持ち掛け約19億円をだまし取ったと発表した。周南署に刑事告発し、全容把握へ調査しているという。
同社によると、女性は「高金利が適用される特別枠で運用する」などと架空の取引話で10年以上にわたり顧客から現金を集めた。被害者の大半が山口県内だという。
顧客からの指摘を受けた社内調査で発覚し、7月3日に女性を懲戒解雇した。当時の役職は特別調査役。同社は対策本部を設け、女性を通じて契約した顧客に被害の確認を続けている。
広報部は「お客さまに多大なご迷惑をお掛けし深くおわび申し上げる。警察の捜査に全面的に協力し、全容解明に向けた調査と再発防止に取り組む」と陳謝している。
8月12日に告発を受理した山口県警本部は「告発事実の立証に向けて捜査を進めていく」としている。