アフターコロナ

= ネクタイ派手夫の保険流通革命(保険ショップ成功の鍵)=

一度止まった人の流れを再び立ち上げるには時間がかかります。

ユニクロは中国でピーク時に半数の約390店を休業しました。ほぼ再開しましたが売上は以前の60~70%に落ち込んでいるそうです。長期間閉鎖した店に顧客は戻って来ないのです。

現金引き出しも60%も減少したそうです。お札を通じた感染リスクが相対的に高いとみる人がATMの利用を避けている結果と分析されていて、キャッシュレス化は一挙に拡大すると思います。実際、東南アジアでキャッシュレス化が進んでいる理由の一つに「お札が汚い」というものがあります。

何から何まで、これまで「普通」だった行動が、新型コロナウイルス対応で一挙に変わり定着すると考えます。

わざわざ商業施設に行かなくてもネットで生活用品は購入できる、わざわざ店に行って保険相談しなくてもオンラインで気楽に相談できる、わざわざ飲食店に行かなくてもデリバリーサービスを使えば簡単、会社に行かなくてもテレワークで十分仕事ができる等々といった「体験」が、「アフターコロナの行動を変える」と思います。

長期閉店していた商業施設内の店舗に人が戻ってこなければ、商業施設の「集客能力=高い家賃」という構図は崩れ、「退店」する店舗が増えると思います。万が一、「館」のテナント部分がシャッターばかりになれば、すべてのテナントが退店していき、館としての機能はなくなってしまいます。デベロッパーとしての商業施設の存在自体が問われることになると思います。

保険ショップに至っては、「人は来ない、オンライン保険相談で十分」となってしまっては、存在する必要がなくなりますね。商業施設内保険ショップは数年後には壊滅するかもれませんね。ポートフォリオの入れ替えを早々に検討していく必要があると考えますね。

新型コロナウイルス対策でも開いていた調剤薬局内での保険ショップは、新しい仕組みかと思います。オンラインで処方薬を出すという流れもスタートしましたが、商業施設には行かなくても大丈夫でしょうが、持病の薬を貰いに調剤薬局に行かない訳にはいきません。アフターコロナで改めて「安近短」が注目されると思います。わざわざ車を使って大型商業施設に行くことは控えるようになって、とにかく「歩いて行けるところで済ませる」、「持って来てもらう」ように行動パターンが変わると思いますし、不急不要のお出かけは控える傾向になると思います。これらをクリアできるところとして益々「調剤薬局」が注目されると考えています。

保険募集チャネルを多様化させるためには安価なコストで出店できる調剤薬局内保険ショップ出店を考えてみませんか。