乗合代理店の業務品質って何だと考えられますか

= ネクタイ派手夫の保険流通革命(保険ショップ成功の鍵)=

4月6日、生命保険協会のホームページに「代理店業務品質のあり方等に関するスタディーグループ」を立ち上げたことが掲載されました。

念のため ➡ https://www.seiho.or.jp/data/billboard/agencyqualitysg/index.html

保険会社毎に乗合保険代理店に求める業務品質が異なるので、これを統一することで手数料に反映させようというものになります。

では、そもそも「業務品質」って何だと考えられますか。

数値で「見える化」できるものとすると「契約解約率」とかが言われていますが、解約率自体の解釈がそもそも保険会社で異なるので、無理かと思います。「早期失効」「早期解約」は基本あってはならないと思いますが、この辺りは保険会社の社員が直接お客様に電話して早期失効・解約の理由を聞いていて、大抵は理解できる内容であって、取扱った保険募集人に不備はないケースが殆どですので、こんな数値も評価基準にする必要はないと思います。

金融庁からは「お客様にも分かり易く説明できる」基準とするよう指示が出ていますので、スタディーグループには保険業界の人ばかりでなく、是非「一般消費者も入ってもらって議論」した方が良いと思いますね。

最近、保険会社の社員がスーツにバッチだけつけて「SDGs」と言っていますが、保険会社より保険代理店の方が各地でSDGs活動をしています。シングルマザーの雇用や子ども食堂を実施することで地域を支えたり、調剤薬局に保険ショップを出店して地域住民の健康を守ろうと活動している代理店が沢山存在しています。各地でしっかり地元に根差して頑張っている保険代理店の声と実態を把握して、こうした活動も業務品質として認めるべきだと思いますね。解約率とかわからない数値を挙げられるより、お客様には分かり易いと思いますし、見える化できますので、評価としても取り入れやすいと思います。こうした活動が業務品質と認められれば、多くの代理店が積極的に取り組みますので、自然と保険会社が推奨するSDGsも出来ることになると思います。

他に全国の保険代理店の皆様が「業務品質」として認めて欲しいと思われ、お客様にも分かり易い事ってありますでしょうか。

ミシュランガイドのように、審査員がいて、実際にお客様を装って保険代理店に行って保険相談を直接受けてみて「星いくつ」と判断するのも良いとは思いますが、流石にそこまでは無理でしょうか。

保険相談を受けたすべてのお客様が保険相談を受けた際の印象等とかをWEB上でアンケートに答え、これを集約して業務品質として捉えられたらベストかと思いますが、これも現実問題としては難しいですよね。

全国各地の乗合保険代理店の皆様、新型コロナウイルス対策でステイホーム中だと思いますので、この機会に皆さんが考える業務品質とは何かを生命保険協会に提案されては如何ですか。

一部の乗合保険代理店の声たけで決められては皆さんも納得感ないと思います。

書面でスタディーグループ宛てに皆さんが考える教務品質とは何かを提案されては如何でしょうか。