外出自粛で心は濃厚接触を求める
= ネクタイ派手夫の保険流通革命(保険ショップ成功の鍵)=
新型コロナウイルス対策で不要不急な外出は避け、人との接触を8割に減らすよう要請があり、知り合いの多くは自宅待機でのテレワークで仕事をされています。
そうした中、「ポツンと孤立したくない」と人とのつながりを求めて、ネット上に「よりどころ」を求める人が増えています。
一つは、「A10 lab」という会社がやっている「3日坊主防止アプリ」。
何かの目標を立てて、それに賛同した人が、5人1組で挑戦していくアプリで現在50万ダウンロードに上ります。みんな「匿名」で参加していて「ゆるいつながり」がウケているそうです。
例えば、「コロナ休みで自宅学習!」が目標になっているチームでは、1人が「英語の本を30分読みました」と報告すると、仲間から「えらい」と励ましが来ます。また「コロナに負けず宅トレ」のチームでは「今日もやってます。結構汗かきます」との報告に「いいね。頑張ってるね」と激励が寄せられます。「これなら続けられる」という気持ちになるかもしれませんね。毎日やったことの証拠写真を送り、励まし合うのでモチベーションが上がり飽きずに続くことで「習慣化」させていくというサービスですが面白いですよね。アプリへの登録は基本的に無料ですので是非お試し下さい。
「仲間を作りやすい」という意味では「オンラインの方が作りやすい」と思いますね。こうしたグループから「Peer to Peer」保険もできる匂いがしますね。
仮想空間の中に「つながる場所」を作るアプリもあります。
仲間を集めたい人は「花見」や「カフェ」など自分なりの空間を設定。そこに参加者がみんなキャラクターに扮して登場し、実際に会話もできるというものです。例えば、ネクタイ派手夫が、みんなで世間話でもしたいとカフェを作ったとします。アプリの利用者は誰でも参加OK。ここで天気の話とか、ニュースの話とか他愛もない会話ができるのです。最近は企業が「イベント会場」や「会議室」に使おうとしているそうです。
外出自粛で、みんなが「寂しさ」を感じ、「つながりって大事」だと改めて思ったのだと思います。先般、徳島の方とZoomミーティングした際に、徳島の「結婚式場」は夏以降に凄い数の結婚式の予約が入っていると聞きました。結婚式を延期するものではなく、単純に新規の申込みが殺到しているそうです。自宅にいて寂しい思いをされた独身男性や独身女性が元カノや元カレと会って急に結婚に至ったとか、仕事がなくなり生活が不安になって結婚でもしようかという気持ちになった方等々が急増したことが要因だと分析されていました。誰もいない中、突然、体調が悪くなって、そのまま死んでしまうのではないかという恐怖感から家族を持ちたいと思う気持ちは何となくわかりますよね。
直接、人と会うときは「ソーシャル・ディスタンス」、でも心は濃厚接触を逆に求めるというこれらの心理、面白いですよね。
今、「人と会って話せる」ことが求められています。
保険ショップも「オンライン保険相談」を展開しないとダメですね。
また、こうしたつながりを「Peer to Peer」の新しい保険マーケットにできるように意識していくことも必要だと思いますね。