少し盛り上がってきた少額短期保険業界

=  ネクタイ派手夫の保険流通革命(保険ショップ成功の鍵)=

共通ポイント「ポンタ」を運営するロイヤリティマーケティング(東京・渋谷)は、保険スタートアップのジャストインケース(東京・千代田)と提携し、保険金額が少額のミニ保険にポイントで加入できるサービスを始めたと発表したことが報じられました。

レジャーでのケガや賠償に備える1日単位の保険を会員らに販売します。

サービスの名称は「Pontaかんたん保険」。釣りや登山などのレジャーやスポーツ、自転車などで起きたケガや賠償を補償対象とします。

ポンタの1ポイントが1円に相当し、最も安い商品は90ポイントから加入できるそうです。スマートフォンやパソコンで申し込みを受け付け、ポンタ会員は手続きが簡単で済むそうです。ポンタのポイントのほか、クレジットカードでも保険料を支払えるようにしてあり、保険にはポンタの会員でなくても加入できるとのことです。

「ポンタのポイントで保険加入できる」という新しい取組みは、「割り勘保険」で一躍有名になった少額短期保険業者「JustinCase」社になります。やりますね。当会社の畑社長のお話、直接聞いてみたいと思いませんか。直接、お話を聞きたい方は、5月12日に開催される第46回結心会定例会にご参加下さい。13時から基調講演、そして保険業界における「インシュアテック」についてのパネルディスカッションにも参加いただき、色々なお話をしていただく予定です。参加希望の方は、結心会ホームページからお申込み下さい。

「JustinCase」社の他に注目している少額短期保険業者は、「くふう少額短期保険」です。

2020年4月1日に、「ふくろう少額短期」社がM&Aにより「くふう少額短期」社に変わりました。

株主は、「くふうカンパニーグループ」で、当該グループは、結婚や不動産といったライフスタイルの変化や、家計や保険といった生活におけるマネープランに強い関連を持った事業テーマを扱っています。「くふう少額短期」社をグループに迎えることで、グループ内に蓄積された知見を活かしながら、生活シーンに潜む身近なリスクを保証する新たな商品を開発していくと報道されています。

くふうカンパニーグループの保険商品の取扱いにおいては、株式会社保険のくふうを 2018年11月に設立し、2019年4月より営業をスタートしていて、同社を軸に、今後「くふう少額短期」社が開発する商品の認知獲得や販売までを、グループ内各事業領域におけるメディアや専門サービスとも連携し、包括的に実現していくことで、個人のニーズを捉えた保険商品をお届けしていくことを目指すとしています。

もともとの「ふくろう少額短期」社を存じ上げていて、このM&Aを興味深く見ていましたが、4月1日からスタートし、金融サービス仲介法案も今国会に提出されていますので、この辺りも視野に入れた展開をされるものかと勝手に推測しています。

少額短期保険業界も、少し盛り上がって来ましたね。

保険ショップは、少額短期保険を扱っているところも多いので、商品ラインナップで他代理店と差別化するためにも取り組むべきだと思います。